2024 05.23
「夏に有効な暑さ対策」をお伝えさせて頂きます!
おはようございます! コン工務店の宮崎です。 …
健康・快適に暮らすために
おはようございます! コン工務店の宮崎です。
去年の夏は、地球の観測史上、過去2000年で一番暑い夏だったそうです。
日本だけでなく、世界規模で高温傾向にある中、今後の高温現象は避けられない予感さえ致します。
そんな中、みなさまの夏対策はどのように行われているでしょうか?
実は、夏対策に対しては断熱性能は大きく影響致しません。
夏に行って欲しいのは、実は「断熱よりも遮熱」なんですッ!
日射を遮る事の方が、実は圧倒的な効果を得られます。
夏に有効な暑さ対策
住宅の夏対策5選
- 直射日光を屋内に入れない①
- 直射日光を屋内に入れない②
- 冷房を止めない
- エアコンの効率を上げる
- 明るい色の外壁にする
夏に有効な暑さ対策
- 直射日光を屋内に入れない①
これは、単純に東西面の窓から、直射日光を屋内に入れない、というもの。
散乱光といって、光が窒素や酸素などの空気分子にあたり、入ってくる光は、赤外線を含んでいるので、遮って下さい。この時、遮るのはスダレなどでOKなのですが、新築の場合は、シェードやシャッターが有効です。そして、実は夏至前後においては北面にも当たりますので、大きな窓が北面にある場合も要注意です。 - 直射日光を屋内に入れない②
こちらは、南面の太陽光ですが、9月下旬から10月いっぱいの太陽光になります。
対策は1と同じく、スダレかシェード、シャッターなどによる対策がお勧めです。 - 冷房を止めない
夏の夜は、冷房を止めない工夫が必要です。
これは皆さまの体感温度が違うので、なんともいえないのですが、暑く感じないだけの温度で建物を冷やし続けて下さい。
つまり、夏の夜はエアコンを回しっぱなしにするという事です。
電気代は、夜の間つけっぱなしでも精々50~70円程度です。熱中症になる事や、家族全員の体調を考えれば、かなり有効な施策なのではないでしょうか?(※これは「コンの家」のような高断熱高気密な住まいだからこそ、成立します。) - エアコンの効率を上げる
これは、室外機の温度を冷やすなどの工夫を行っておくことです。
室外機には、直射日光を当てない工夫をする。できれば水で冷やす工夫をすると良いと思います。 - 明るい色の外壁にする
これは、新築時やリフォームによる塗り替えの時にしか出来ないのですが、最近は特に黒色の外壁が流行っています。断熱性能が高い建物の場合においては黒でも良いのかもしれませんが、外壁の温度が高くなって、その熱が屋内に入り込みかねません。
夏に有効な暑さ対策
夏の暑さには対抗しない
上記の5つの対策を行って頂ければ、確実に室温を下げる事が出来ます。
エアコンの運転は24時間運転を基本にすれば、それほど大きなエネルギーは必要にはなりません。
冷房費について
同じ建物かつ、断熱等級6(コンの家標準仕様)の建物で、各居室にACを設置して運転する場合(※要するに、暑かったら、寒かったらつける方式)と、24時間エアコン1台で冷暖房した時とでは、夏の電気代に関しては24時間動かしても大差が無く、データ的には、間欠暖房(※暑かったら、寒かったらつける方式)の全冷房14,721円と、24時間1台運転方式では、15,430円となり、差額は1年で700円程度。
暖房に関しては24時間稼働させると差がありますが、冷房の場合は24時間運転でも大差がない事をお伝えしておきます。
今後は、冬に有効な寒さ対策についても記述させて頂きます。