こんにちは! コン工務店の宮崎です。
タイトルだけ見ると、非常に自分よがりですね!
しかし、至って本気です。
物価上昇に加え、立て続けに発生する地震への恐怖、youtubeでのプロの情報公開によるユーザー側の知識向上、いい加減では通用せず、家づくりにおいても、真面目にやっている会社がいよいよ評価される時代だと言えばそうなのかもしれません。
ただ、
地震対策に、断熱気密、第一種換気に、樹脂サッシでトリプルガラス・・・。
良いのはわかるけど、全部網羅してたら建物の価格はあがるあがる!
たまたま、昨日家族で行った先のファミレスでアルバイト募集の看板にふと目をやると、最低1000円~のスタートでした。自分が学生だった頃のバイト代といえば、時給750円くらいがほとんどだった気がします。そこは全国にもある店舗なので、今ではそのあたりが平均なのだと思います。
日本の人件費が上がる事自体は嬉しい事なのですが、私たち住宅会社に置き換えてみれば、各業種の単価が少しずつ上がれば、チリツモ効果で、ユーザー末端価格では、平気で何百万単位で変わってきてしまいます。
そうなると中々住宅を購入できる方も減ってくる、
住宅の性能だって良いものであり必要だから上がっている、
そんな事は携わってる自分たちが何より知っている、
中々、ジレンマですね・・・と実は共感を得たい訳ではありません。
これからも、建物価格が下がる事はないと思います。
しかし、高くなるのは家だけじゃない、賃貸だってマンションも一緒
だから私たちは、これから自分たちを選んで下さるお客様の住まいの資産価値を長きに渡って高く保つ努力をしようと思います。
そんな事を今から少しずつ始めています。
えッ、すでに作り終わった(お引渡しの終わった)お客様に対しては出来ないんじゃないの?って思われるかもしれませんが、出来ます。
この件に関しては、これからのお客様ではなく、これまでのお客様から始めます。
どのお客様の住まいに対してもそう出来る自信があります。
会社設立時から、しっかりと品質と性能を担保させて頂きながら現場を監理、その記録は残しながら前に進む。という事を怠らず、着実にやってきた自負があります。それをお引き渡した後も継続して行う。ということが、まず1つの解だと思います。
今や、自分の親世代がリフォームや建て替えを行う中、その人達に理由を伺えば、”やりかえる部分が多すぎてリフォームでも結構な費用が掛かるから新築を考えている”、”近頃は地震が多発し、自宅は耐震がしっかりしていなくて怖い”、”今の家には断熱材が入っていない!”、”築30年だからもう建替え時だろう”・・・などと、皆、自分たちの住まいの履歴を知らないが為に、根拠のない理由を口々におっしゃられます。
購入した当初は、200~300万の価格の違いにどうしても安い方に流れてしまった。その時は、構造や断熱(建物のハード部分)の重要性に気付いていなかった。は、よくある話だと思いますが、結局、30年後にリフォームするのと、新築するのかでは、色々と差し引いても1000万円以上の差は必ず生まれてきます。
これから30年後には、もっと建物の価格は上昇し、新築出来る人の数は今の半分くらいに減っている事でしょう。恐らくその頃には、老朽化した自宅のリフォーム一択という選択肢を余儀なくされる方が多くなるのだと思います。(※理由は、戸建てだけでなく、賃貸やマンションも同時に価格は高騰していて八方塞がりになる)
皆様がそうならない為にも、現在その方々が考える”初めからこんな家を買っとけば良かった”、”築35年でもこれだけ図面と維持管理の記録が残っている家なら移り住みたい。”と感じてもらえる住まいは将来の資産価値は高く、時期が来れば子ども、孫に渡すも良し、自分たちは住み替えてマンション暮らし、予算は新たな子育て世代へ賃貸に出すことで捻出する。(※新築が簡単に出来なくなると予想される将来、求められるのは築年数が多少長くても安心快適に家族が住まえる家)それは立派な社会貢献であり、持続可能な好循環だと思います。そして何より、皆様が複数の選択肢を将来持てる事は、その時だけでなく、そこに至るまでも、安心した心持ちで日々暮らしていけるということ。これが凄く大事、
もちろん目の前のお客様のニーズにはお応えさせて頂きながら、世間からもそう感じて頂ける家づくりを致します。