2023 03.22
平屋の等身大な家づくり
家づくりの際、私たちはついつい見栄を張ったり、…
コンのこと
家づくりの際、私たちはついつい見栄を張ったり、気張りがちです。
それはお客様も同じなのではないでしょうか?
それもそのはず。
家は一度建てたら簡単には変更出来ないし、コストも掛かります。
無理はありません。
・・・しかし、
そのせいでいつしか土地という既にある特性を読み取ろうとせずに、本来は後発的で柔軟に対応できるはずの建物計画を、無理やり土地に押し込んでいるような気がします。
平屋の等身大な家づくり
今回K様からは、土地の購入を検討され始めた時から、もしこの土地を購入する事になるなら、その時は、
平屋で進めたい。
という事をお聞きしておりました。
平屋は、よく昔から贅沢品と思われがちで、その反面、建てればそれは必ず良いものになるのだろうと思われがち。
しかし、
そんな平屋にもメリットデメリットがございます。
(後に記述させて頂いております。)
なので、その時はまだ自分の中では、平屋での計画に対して決定的ではございませんでした。(私もちょっと頑固なとこがありまして・・・)
その後に、売主様の御協力もあって、昨年度末には無事に土地を購入させて頂く事が出来ました。(本当に有難うございました!)
そして、本格的に家のお打合せを繰り返すうちに、K様のライフスタイルとこの土地を掛け合わせた時、建物の計画は自ずと
・・・平屋になるんだな。
と今では自然な流れに感じるまでになりました。
それでも、
2階建ての家に対して、どうしてもコストが高くなりがちな平屋。(※同じ床面積で建てるなら2階建ての方がコスパは良い)
こちらとしても、のっけから平屋を提案するには、正直勇気がいるわけです。
結局のところ、ここで見栄を張ってしまっていたのは私であり(ここでの意味は萎縮ですが、私にとっては見栄も委縮も同じ事)、逆に言いたい事を正直に言って下さっていたのはK様であり、等身大で考えれば、そもそも平屋だったのです。
余談ですが、有難いことに当社でも平屋は初の実績となります。それこそ気張らず等身大で関わらせて頂ければと思います。
平屋のメリット・デメリット
メリット
・バリアフリー
・メンテナンス性が高い
・家族とのコミュニケーションがとり易い
・太陽光パネルを多く設置できる
・地震に強い
デメリット
・土地、建物代が高くつく
・日当たりや風通しが悪くなる恐れがある
・水害に注意
・防犯面に配慮
・収納やプライベート空間が取りづらい
計画中の建物
現在では建物形状を徐々に詰めさせて頂いている段階で、これから外壁の色柄や細かなデザインにおいてはご相談させて頂くことになります☆彡
家づくりの選択は “常に表裏一体”
家づくりでは、“何かを得れば何か失う”が基本です。
・・・それでも、
白は黒があるほど際立つように、うまく共存できる方法を考えながら携わらせて頂ければと思ってます。