2022 05.25
外皮熱貫流率UA値
外皮熱貫流率UA値 一言で言うと、屋外に…
断熱・気密・換気のこと
外皮熱貫流率UA値
一言で言うと、屋外にどのくらい熱が移動するかを表す指標が熱貫流率です。
外皮熱貫流率とは、住宅全体からの熱損失量と天井、壁、床、窓などの外皮合計面積で割った値です。数値が小さいほど断熱性能が高いです。
要するに・・・
人間の体を家と見立てた時に、Tシャツ1枚と比べ、そこにセーターやダウンを羽織ったりする事で、外気温が体に伝わりにくくなると思います。
その時の体への熱の伝わり易さであったり、伝わりにくさを数値で表したものが熱貫流率になります。
もちろん、羽織るものは衣服だけでなく、足元はブーツを履いたり、頭部にはニット帽、手袋も装着することで、体が外気に接する面を減らし、より素材を強化してあげれば、どんどん体は、寒さに対して抵抗出来るようになります。
ピンッ、と来た方もおられるかもしれません!
そう!
建物を高断熱化するというのは、あくまで断熱材に何を使うかという次元の話だけではなくて、建物の大きさが大きくなるほど、断熱的には不利になるし、いくら性能の良いダウンだとしても、厚みがなければ意味をなさなかったりします。
建物は、ざっくり見ると6面体。
そして、この6面において、外気に面する部分の断熱の抵抗を全て数値化し、その平均として出た値がタイトルの外皮熱貫流率UA値になるという訳です!
案外、簡単ですよね?
それが、長期優良住宅などになると、この外皮熱貫流率UA値がいくらを満たす事。耐震等級は2以上を満たすこと。などと各々の性能値に基準が設けているだけの話です。(※車の燃費みたいなものです。)
ただ、外皮熱貫流率UA値というのは、あくまで計算上の話であって、実際にその効果をしっかり無駄にする事なく体感として発揮しようとすると、同時に気密性能も高めていく必要があります。
良く、冬場に肌着をパッチやスパッツの中に入れると、隙間風が入らず体感温度が高くなりますよね?
あれが建物においても実際に起きています(*^-^*)
次回は、気密性能(C値)について。
当社の新築における性能を知りたい方は下記より。