枚方市樟葉の注文住宅専門店、 コン工務店の宮崎です。
いきなりですが、現代の家づくりにおいて『高気密高断熱な家づくりは不可欠!』みたいな空気が流れていませんか?
そのような私はというと、決して高気密高断熱化が要らない!と、思っている訳では無く、むしろ真逆であり、必要性を感じている1人な訳なのですが・・・。本日は、
なぜ、高気密高断熱化をするのか?
という根本の部分について、お伝えさせて頂きたいと思います。
すでに理解されている方には、当たり前過ぎて申し訳ございませんが、そもそも、家づくりにおいて、私たちや皆様が大きく願うのは・・・
冬暖かく、夏涼しく、「光熱費を抑えられる」家
特に、みなさまにとっては「光熱費を抑えられる」という部分だと思います。(※実際にはその部分だけでなく、他のメリットが大きすぎるのですが)
勿論、耐震性やデザイン性など、家づくりの要は、あげればキリは無いですが、基本的には、上記達成の為に、高気密高断熱化をするのだと思って下さい。早速ですが、
高気密高断熱を、身近なもので例えてみる!
“家という規模感”では、どうしても一般の方にはとっつきにくいので、私はいつも身近なものに例えて、お客様にご説明させて頂いております!
今回は、人間の”衣服”でお伝えさせて頂きたいと思います。
断熱性の高いもの(断熱性の向上)→ダウン
例えば、冬に”ダウン”を着ると”暖かさ”は増します。しかし、風が強い日には、体から熱がどんどん奪われ行き、寒さを感じます。
これを防ぐために、
気密性の高いもの(気密性の向上→住宅の隙間を無くす)→カッパなどの風を通さない素材
先程のダウン(断熱材)に防風対策として、カッパ(気密→防風素材)を羽織れば、体から熱がより奪われにくくなり、寒さも和らぎ、むしろ自ら発する熱でポカポカすることを体感出来ます。
世の中で、身近な高気密高断熱なもの
- 冷蔵庫・・・(※究極の)高気密高断熱
冷蔵庫は、少ないエネルギーで、約10年から20年の耐用年数の間、家の中では唯一、電気を24時間使いっぱなしの家電です。
皆さんは、普段あまり意識していないと思いますが、冷蔵庫が省エネでないと、皆さんの家計って、とんでも無い事になるんです!
他にも、毎日お湯って使っていると思います。こちらも、お湯を沸かす機械(給湯器)が省エネでないと、これも皆さんの家計を苦しめます。
このあたりの説明を、現代の家に置き換えると・・・
6帖用のエアコン一台で・・・。みたいなセリフとか、床下エアコンを・・・。24時間第一種換気で・・・。太陽光を・・・。ZEHが・・・。とか、言葉(キーワード)だけが1人歩きしているようにも感じますが、ならば・・・
極論、冷蔵庫みたいな作りで、家並みに大きくすれば、”高気密高断熱の家”完成!ってなりそうですが。
しかし、そうはいかず・・・
家ともなれば、外の景色は見たいし、冷蔵庫みたいに冷やすだけでなく、暖かくもしたい、風雨にもさらされるから、耐久性も必要。日本は地震は来るから耐震性も。せっかく太陽の力があるから活用したい。などと、家づくりは、実は至って複合的、・・・目的はシンプルなはずなのですが、
だから正直なところ、それぞれの素材や商品選びには、お客様や工務店が、どういう家づくりをしたいのか?という部分も大きく関わってきます。
ぜひ、家づくりの際には、過度にはならず(何でもやり過ぎが良いとは限りませんので)とも、高気密高断熱化を基本としてお考えて下さい。
下記は、私が住宅の仕事に携わらせて頂いてから、「良い家をつくる」にあたって非常に参考とさせて頂いておりました方の動画です。(※以前は、HPのみでの情報公開でしたが、時代背景のこともあり、動画を発信して下さるようになりました。)
朝起きが楽⁉︎暖房を止めて翌朝20℃あるの⁉︎ 【木の香の家】公式 高断熱高気密 – YouTube