現在工事中のI様邸現場(家族の心も温かくなる家)では、1階の床材にオーク材、2階には杉材(奈良県産吉野杉)を用いさせて頂きます。
オーク材においては、広葉樹の為、硬く傷がつきにくい事は特徴なのですが、真冬において素足で歩くと、少し表面がヒヤッとする事がございますので、LDKには温水式床暖房を採用させて頂き、床暖房対応の無垢フローリングを使用させて頂きます。
2階においては、床暖房などの採用を考えていない事や、プライベートな2階に他人を招く事はあまりしないであろう事などを配慮すると、少し傷はつきやすいのだけれども、歩行性や快適性が申し分のない杉材を優先させて頂いております。
尚、2階の杉材で使用させて頂きますのは、以前から私が自身を持ってお勧めさせて頂いている奈良県吉野産の杉材です。
床材の選定において、こだわりのある方では、マスタープラン/小谷和也設計室様のように、お客様から別の要望があっても、杉材しか用いない。というようなルールさえお持ちの方もおられます。
当社の床材の選定においては、前者様に比べると少し自由度が高いのかもしれませんが、私も案外このような作り手側の考えには賛成なところもあり、こちら側が拘りを持って、自分たちの使用する素材に愛着を持っている必要があると思っています。
皆様も自然素材の力を借りて、ホッと落ち着くような住まいづくりをしましょう♪